製造業情報連携特別プロジェクト発足について (メンバー募集)
発:(一財)製造科学技術センター 産業オートメーションフォーラム 会長 西村秀和
昨年IAFでは、国際プラスチックフェア協議会(IPF協議会)と共に特別プロジェクトを編成して、中小プラスチック成形加工工場におけるカーボンニュートラルへの対応や成形設備の稼働状況、成形プロセスの可視化のために試作したIoTシステムによる実証実験を実施いたしました。
11月に開催されたIPF Japan 2023(国際プラスチックフェア)でこの特別プロジェクトの成果を展示いたしましたところ、展示会に来場されたエンドユーザや関連機械メーカの方々からは多くの関心と期待が寄せられました。
これを受け、本年度IAFでは、日本プラスチック機械工業会(JPM)の協力を得て、3年間の期限付きプロジェクト、「製造業情報連携特別プロジェクト」を編成することとしました。
初年度は、昨年の特別プロジェクトでの活動を引き継ぎ、ユースケースの想定と、それに合わせたIoTシステムの機能作り込み、および実証実験の実施を計画します。実証実験では、IoTシステムを使って実際に稼働する複数のプラスチック成形加工工場でのデータ収集を行い、設備の運用・稼働状況の把握や品質管理、カーボンフットプリント対応といったデータ活用を行える形に加工した上で、上位システムと連携させることを目指します。将来的には、他のユースケースへの展開やプラスチック成形加工以外の製造設備・現場への適用も検討します。
<想定するユースケース>
- 設備の運用状況/稼働状況を把握するための、機械動作波形の連続記録、自動区分け、可視化
- 成形品の品質管理のための、成形動作波形の切り出し、保存、可視化
- カーボンフットプリントデータ収集のための、設備の稼働/生産数量/消費電力量の一括計測
- カーボンフットプリントデータを中心に、収集したデータの上位システムとの連携
つきましては本プロジェクトに参画いただけるIAFメンバーおよび、JPMメンバーを募集いたします。
参加を希望される方は、下記IAF事務局までお寄せください。また、IAF・JPMメンバー以外の、ユーザ企業・機械設備ベンダー・ITベンダーの皆様もIAFに加入いただくことでプロジェクトへの参加が可能ですのでご検討ください。
本プロジェクトを通じて、異なる生産現場をお持ちの方々の知恵や経験を集めるなどして“情報化のための知見の集約”を行いたいと考えています。皆様の参加をお待ちしております。
連絡先
IAF事務局 城下 哲郎
メール shiroshita.tetsuo@mstc.or.jp 電話 03-3500-4891
〒105-0004東京都港区新橋3-4-10 新橋企画ビル4階(一般財団法人製造科学技術センター内)
参加を希望致します。