
主査 藤島 光城(Mitsushiro Fujishima) (三菱電機(株))
趣旨 I4.0やIIoT、DXなどでデジタル化された情報をSMKLを用いて見える化し、経営層、管理層、作業者、SIer、IoT製品ベンダーなどが活用できる方法を検討しています。また、SMKL普及に向けた活動を推進しています(国内・海外)。
参加メンバ 三菱電機(株)、(株)立花エレテック、(株)アナザーウェア、産業ノードサービス(株)、アドソル日進(株)、(株)ウフル、(株)ソフトウェアプロダクツ、他ゲスト参加/オブザーバ参加数社、北九州工業高等専門学校 久池井先生(Prof. Shigeru Kuchii) ※随時募集中(IAF事務局へお問い合わせください)
~ 新着ニュース ~
◆SMKLセミナーのお知らせ
【セミナー案内】中小製造業のためのデジタル化・DX推進研修(実践編)
→応募は終了しました。
セミナー内容:北九州の高専の先生方による講座と、SMKLを活用したDX化/IoT化の進め方についてご紹介します。また三菱電機の事例(e-F@ctory)について説明します。
主催:大分県
開催日時:2025年10月24日(金) 13:00~17:00
開催場所:大分県産業科学技術センター2階研修室
講師:熊本高専 教授 田中禎一氏、鹿児島高専 教授 島名賢児氏、北九州高専 教授 久池井茂氏、三菱電機株式会社 藤島光城氏、増田芳樹氏、株式会社亀山電機他
定員・資格: 15名 (先着順)・大分県内の中小製造業にお勤めの方(経営幹部、管理者、担当者など。職級は問いません)
お申込みページ:https://oitakenkoren.or.jp/news/242-6-9.html (応募は終了しました)
◆展示会でのSMKLセミナーのお知らせ
【JAPAN PACK 2025】2025年10月10日(金)15:40~16:30 東京ビッグサイト[東8ホール内DXステージ(定員150名)]「製造DXやIoTを段階的に実現するSMKL評価指標について」
【IIFES 2025】2025年11月21日(金)16:00~16:40 東京ビッグサイト[東4・5・6ホール内セミナー会場E(セミナー番号X-36E)]「スマート製造の評価指標SMKLのGX&セキュリティーへの適用」
◆その他関連セミナーのお知らせ
【CEATEC 2025】2025年10月1日~10月31(金) Webオンライン配信[リコー東 義一 氏(前半30分)、三菱電機 藤島光城氏(後半15分)]「Green x Digitalコンソーシアム 特別コンファレンス環境活動データが切り拓く新たな企業価値」
~ SMKLをご利用いただく方へ ~
◆SMKL白書
SMKL白書~工場導入編~(日本語)
SMKL White Paper(English)
SMKL White Paper(Chinese)
SMKL白書~ベンダー活用基礎編~(日本語)
SMKL White Paper(English)
SMKL白書~ベンダー活用応用編~(日本語)
◆SMKL簡易判定ツール
SMKL簡易判定ツール・SMKL Simple Evaluation Tool(日本語・English)
SMKL Simple Judgment Tool User’s Manual(English)
◆SMKL素材集
SMKLマトリクス.pptx
SMKL投資計画書.docx
SMKL投資計画書事例.pdf
~ SMKLの講演資料・論文・動画配信 ~
◆講演資料(pdf)
JAPANPACK2025 (講演資料)
IIFES2024 (講演資料)
CLiC北九州セミナー (講演資料)
IAFフォーラム2022 (講演資料)
IAFシンポジウム2022 (講演資料)
IIFES2022 (講演資料)
IAFフォーラム2021 (講演資料)
◆SMKL 論文・発表
●Industrial automation findings: Smart Manufacturing Kaizen Level (SMKL) based maturity evaluation access to digital transformation and decarbonization(2023 Conference PHM ( Asia Pacific Conference of the Prognostics and Health Management Society 2023),English).
●特集「スマートファクトリーは工場の何を変えるのか?」工場のスマート化を実現する最新のFA技術と取り組み(情報処理学会誌Vol63 No2 通巻683号,2022年)
●特集「デジタルトランスフォーメーション最前線」IIoT導入レベル“SMKL”で推進するスマートマニュファクチャリング(ITUジャーナル,2022年2月号)
●A Continuous Improvement (Kaizen) Driven Approach for Realistic Digital Transformation in Smart Manufacturing(IIC Journal of Innovation, 2021-Sep.,English)
●Digital Manufacturingの実際:KPIを活用したSMKL(Smart Manufacturing Kaizen Level)の実装展開(ARC Asia Forum 2021 Online)
●e-F@ctoryによるスマートマニュファクチャリングの実現(システム制御情報学会65巻第3号,2021年)
●A new methodology for providing insight into manufacturing using KPIs based on SMKL (Smart Manufacturing Kaizen Level), utilizing industry standards (OPC UA, FDT, PLCopen and AutomationML),(SICE2020-Sep.,English).
●IoT導入レベルSMKL適用によるスマート工場の実現推進と産業用IoT製品の開発&販売促進(三菱電機技術報告書,2020年4月号)
●A Maturity Model for Sustainable System Implementation in the Era of Smart Manufacturing(IEEE_ETFA 2019-Sep.,English).
●Maturity Assessment: A Case Study toward Sustainable Smart Manufacturing Implementation(IEEE_SMILE 2019-March,English).
◆SMKL YouTube動画
●スマート製造や脱炭素システムを実現するSMKL指標の最新状況(IAFフォーラム2022講演)
●スマート製造のSMKL指標(IAFシンポジウム2022講演)
●スマート製造におけるKPIを活用したSMKL指標と、SMKLプロジェクトの説明(IAFフォーラム2021講演)
●What’s SMKL:(English, from Mitsubishi Electric)
●A story of SMKL : Saving energy(English, from Mitsubishi Electric)
●A story of SMKL : Improving productivity(English, from Mitsubishi Electric)
●SMKL: Improve your smart manufacturing business(English, from Mitsubishi Electric)
●ものづくり太郎チャンネル「現場ポテンシャル「世界最強」の工場…FAの巨人「三菱電機」が登場!!」(SMKL参照:5分50秒~7分56秒)
●ものづくり太郎チャンネル「日本最強だけど「このまま」だと三菱電機がピーンチ!三菱がやらなければ誰がやる?!」(SMKL参照:11分45秒~14分25秒)
~ SMKLの簡単なご紹介 ~
◆SMKL概要 SMKLは現状のスマート製造のみえる化レベルを診断できるアセスメント方法です。まず工場に適切な重要業績評価指標(KPI:Key Performance Indicator、産業用ISO22400等)を選定し、現状のみえる化や管理対象のレベルを診断します。次に目標レベルを設定し、経営者、設備担当者、SIer(System Integrator)、IoTベンダー、コンサルタントなど多くのアクター(人々)が同一の評価基準で、投資収益率(ROI: Return On Investment)を考慮しながら段階的にスマート製造を実現(=KAIZEN)できます。
◆取組む課題 SMKL指標を適用する背景(課題)として、a)実際の製造現場(OT側、Operation Technology)では産業用IoT(Internet of Things)や製造DX(Digital Transformation)等があまり進んでいません。
b)どこまで何をすればIoTやDXを実現できたのかわかりません。
c)予算が限られる中小企業ではROIが重要です。単純に診断するだけでなく、限られた予算の中でどこまで、何を、いつまでに実行するかを決めなくてはいけません。
d)スマート製造への投資は欧米式のトップダウン判断だけでなく、日本の高い製造現場の技術力を活かしたボトムアップ提案が必要です。
e)同じ指標を使う事でトップアプローチとボトムアプローチによる合意決定が、スマート製造の発展には重要です。
SMKLはこれらの課題を解決し、製造業全体のスマート化を加速する効果があります。
◆取組内容の紹介 IAF/SMKLプロジェクトでの主な取り組みとしては、1)SMKLと産業用IoT・製造DX・デジタルトリプレットとの関係の整理、2)投資効果(ROI)を考慮した脱炭素システムの構築方法の検討、3)SMKLの簡易Web診断アプリのアジャイル開発、4)国際標準化の提案(ISO/IEC JWG24でのTR提案など)、5)ベンダー営業マン向け活用資料の作成、6)SMKL認証/認定制度の検討、7)コンソーシアム連携の検討(HCMI(人協働ロボット)、GxDコンソーシアム、RRIなど)、8)企業内勉強会対応(数十社以上実績あり)、9)社会人向けSMKL教育(東工大MOU、早稲田大学IONL、北九州高専ビジネススクール、公益財団法人飯塚研究開発機構)、10)海外でのSMKL社会人教育(タイLIPE、ブラジルSENAI(T.B.D))、11)海外での講演(IEEE、ITU、欧州ICNAP、米IIC、中国TC124)などを実施しています。また、最近では、12)ROIを考慮した工場へのサイバーセキュリティーの導入推進の為のSMKL評価方法や、13)SMKLのフレームワークを活用した製造業AIアプリケーションの検討をしています。なお、SMKLは2015年に三菱電機(株)名古屋製作所の生産現場で考案され、パートナー企業様と様々な検討を経て、2020年にIAFからオープン化された実績のある取組みです。
~ AIとSMKLのコラボレーションについて ~
AIの技術的深化と、AIによるSMKLの認知度向上によりSMKLの自動判定もできるようになりました。
注意!:AIの信頼性に関しては保証するものではありません。必ず自ら判定内容を確認してください。
◆Copilot(Microsoft AI(GPT-5))での製品のSMKL判定 (例)「xx製品はSMKLのどのレベルでしょうか?」
※xx製品の機能や仕様はWebで公開、又はテキストでCopilotへの入力が必要。
◆Copilot(Microsoft AI(GPT-5))での工場のSMKL判定 (例)「次の事例をSMKLのどのレベルからどのレベルになったのか?また、将来目指したいレベルがあれば判定してください」
※事例はWebで公開、又はテキストでCopilotへの入力が必要。 また、更にCopilotと会話することで深堀も可能です(パワーポイントへの判定結果出力や、今後の改善アドバイスなど)。
◆Copilot(Microsoft AI(GPT-5))でのSMKL検索結果 (例)「IAFのSMKLとは?」 ※一部修正していますが、以下文章がCopilotからの回答です。
<Copilotの回答>
SMKL(Smart Manufacturing Kaizen Level)は、IAF(Industrial Automation Forum)が推進するプロジェクトで、製造現場のスマート化を段階的に評価・改善するための指標体系です。
🏭 SMKLの概要
- 目的:スマート製造の「みえる化」レベルを診断し、改善(Kaizen)を促進する。
- 対象:経営層、現場作業者、SIer、IoTベンダーなど多様な関係者が共通の評価基準で活用可能。
- 評価方法:IoT化の進捗を16マスのマトリクスで評価し、現状と目標のギャップを明確化。
📊 4つの「みえる化」レベル
SMKLは以下の4段階でIoT化の成熟度を評価します:
レベル | 名称 | 内容 |
---|---|---|
a | データ収集(Collecting) | 自動または簡易操作で必要なデータを電子的に収集・蓄積。 |
b | 見える化(Visualizing) | データを表やグラフで自動表示。 |
c | 観える化(Analyzing) | AIや分析ツールを活用して目標との差異を分析し、自動通知。 |
d | 診える化(Optimizing) | AIなどを活用し差異に対する改善処置を生産システムや設備、人へ自動フィードバック。 |
🚀 活用のメリット
- ROI(投資収益率)を考慮した改善計画が立てられる。
- 中小企業でも導入しやすいように、簡易診断ツールやホワイトペーパーも提供。
- 国際標準化(ISO/IEC)への提案も進行中。
🔗 詳しく知りたい方へ
スマート製造に興味があるなら、SMKLはまさに「今どこにいて、どこへ向かうか」を可視化するコンパスのような存在です。導入を検討している企業や技術者にとって、非常に有益なツールですよ。興味があれば、簡易診断ツールも試してみますか?