
主査 藤島 光城(Mitsushiro Fujishima) (三菱電機(株))
趣旨 I4.0やIIoT、DXなどでデジタル化された情報をSMKLを用いて見える化し、経営層、管理層、作業者、SIer、IoT製品ベンダーなどが活用できる方法を検討しています。また、SMKL普及に向けた活動を推進しています(国内・海外)。
参加メンバ 三菱電機(株)、(株)立花エレテック、(株)アナザーウェア、産業ノードサービス(株)、アドソル日進(株)、(株)ウフル、(株)ソフトウェアプロダクツ、他ゲスト参加数社、北九州工業高等専門学校 久池井先生(Prof. Shigeru Kuchii)
※随時募集中(IAF事務局へお問い合わせください)
◆SMKLセミナーのお知らせ
【セミナー案内】『IoT/GX講座セミナー(スマート工場/省エネ工場の実現方法について)』開催〔9/17(水)14:00~〕 – 北九州市 ロボット・DX推進センター
【セミナー内容】工場のIoT化、GX化(省エネ化)にご興味はありませんか?当セミナーでは、「SMKL(Smart Kaizen Manufacture Level)」というフレームワークを用いて、投資対効果を最大限にする為の手法をご紹介します。また三菱電機のソリューション事例を学べます。
【主催】北九州市ロボット・DX推進センター
【開催日時】2025年9月17日(水) 14:00~16:30
【開催場所】北九州市ロボット・DX推進センター(〒808-0138 北九州市若松区ひびきの北8-1)
【講師】三菱電機株式会社 名古屋製作所 藤島 光城 氏、福山製作所 義則 幸一 氏
【定員】 34名 (先着順)
【お申込みページ】 https://e-ve.event-form.jp/event/110496/Robo
◆展示会でのSMKLセミナーのお知らせ
【JAPAN PACK 2025】2025年10月10日(金)15:40~16:30 東京ビッグサイト[東8ホール内DXステージ]「製造DXやIoTを段階的に実現するSMKL評価指標について」
【IIFES 2025】2025年11月21日(金)16:00~16:40 東京ビッグサイト[東4・5・6ホール内セミナー会場E(セミナー番号X-36E)]「スマート製造の評価指標SMKLのGX&セキュリティーへの適用」
◆SMKL簡易判定ツール
SMKL簡易判定ツール・SMKL Simple Evaluation Tool(日本語・English)
SMKL Simple Judgment Tool User’s Manual(English)
◆SMKL素材集
SMKLマトリクス.pptx
◆SMKL白書
SKML白書~工場導入編~(日本語)
SMKL White Paper(English)
SMKL White Paper(Chinese)
SMKL白書~ベンダー活用基礎編~(日本語)
SMKL White Paper(English)
◆最近のイベント(講演資料などご覧いただけます)
IIFES2024 (講演資料)
CLiC北九州セミナー (講演資料)
IAFフォーラム2022 (講演資料)
IAFシンポジウム2022 (講演資料)
IIFES2022 (講演資料)
IAFフォーラム2021 (講演資料)
◆SMKL YouTube動画
●スマート製造や脱炭素システムを実現するSMKL指標の最新状況(IAFフォーラム2022講演)
●スマート製造のSMKL指標(IAFシンポジウム2022講演)
●スマート製造におけるKPIを活用したSMKL指標と、SMKLプロジェクトの説明(IAFフォーラム2021講演)
●SMKL論文(三菱電機技術報告書2020年4月)
●What’s SMKL:(English, from Mitsubishi Electric)
●A story of SMKL : Saving energy(English, from Mitsubishi Electric)
●A story of SMKL : Improving productivity(English, from Mitsubishi Electric)
●SMKL: Improve your smart manufacturing business(English, from Mitsubishi Electric)
●ものづくり太郎チャンネル「現場ポテンシャル「世界最強」の工場…FAの巨人「三菱電機」が登場!!」(SMKL参照:5分50秒~7分56秒)
●ものづくり太郎チャンネル「日本最強だけど「このまま」だと三菱電機がピーンチ!三菱がやらなければ誰がやる?!」(SMKL参照:11分45秒~14分25秒)
SMKL概要 SMKLは現状のスマート製造のみえる化レベルを診断できるアセスメント方法です。まず工場に適切な重要業績評価指標(KPI:Key Performance Indicator、産業用ISO22400等)を選定し、現状のみえる化や管理対象のレベルを診断します。次に目標レベルを設定し、経営者、設備担当者、SIer(System Integrator)、IoTベンダー、コンサルタントなど多くのアクター(人々)が同一の評価基準で、投資収益率(ROI: Return On Investment)を考慮しながら段階的にスマート製造を実現(=KAIZEN)できます。
取組む課題 SMKL指標を適用する背景(課題)として、
a)実際の製造現場(OT側、Operation Technology)では産業用IoT(Internet of Things)や製造DX(Digital Transformation)等があまり進んでいません。
b)どこまで何をすればIoTやDXを実現できたのかわかりません。
c)予算が限られる中小企業ではROIが重要です。単純に診断するだけでなく、限られた予算の中でどこまで、何を、いつまでに実行するかを決めなくてはいけません。
d)スマート製造への投資は欧米式のトップダウン判断だけでなく、日本の高い製造現場の技術力を活かしたボトムアップ提案が必要です。
e)同じ指標を使う事でトップアプローチとボトムアプローチによる合意決定が、スマート製造の発展には重要です。
SMKLはこれらの課題を解決し、製造業全体のスマート化を加速する効果があります。
取組内容の紹介 IAF/SMKLプロジェクトでの主な取り組みとしては、1)SMKLと産業用IoT・製造DX・デジタルトリプレットとの関係の整理、2)投資効果(ROI)を考慮した脱炭素システムの構築方法の検討、3)SMKLの簡易Web診断アプリのアジャイル開発、4)国際標準化の提案(ISO/IEC JWG24でのTR提案など)、5)ベンダー営業マン向け活用資料の作成、6)SMKL認証/認定制度の検討、7)コンソーシアム連携の検討(HCMI(人協働ロボット)、GxD、RRIなど)、8)企業内勉強会対応(数十社以上実績あり)、9)社会人向けSMKL教育(東工大MOU、早稲田大学IONL、北九州高専ビジネススクール、公益財団法人飯塚研究開発機構)、10)海外でのSMKL社会人教育(タイLIPE、ブラジルSENAI(T.B.D))、11)海外での講演(IEEE、ITU、欧州ICNAP、米IIC、中国TC124)などを実施しています。また、最近では、12)ROIを考慮した工場へのサイバーセキュリティーの導入推進の為のSMKL評価方法や、13)SMKLのフレームワークを活用した製造業AIアプリケーションの検討をしています。なお、SMKLは2015年に三菱電機(株)名古屋製作所の生産現場で考案され、パートナー企業様と様々な検討を経て、2020年にIAFからオープン化された実績のある取組みです。
Copilotでの紹介 [IAFのSMKLとは?] ※一部修正しています
SMKL(Smart Manufacturing Kaizen Level)は、IAF(Industrial Automation Forum)が推進するプロジェクトで、製造現場のスマート化を段階的に評価・改善するための指標体系です。
🏭 SMKLの概要
- 目的:スマート製造の「みえる化」レベルを診断し、改善(Kaizen)を促進する。
- 対象:経営層、現場作業者、SIer、IoTベンダーなど多様な関係者が共通の評価基準で活用可能。
- 評価方法:IoT化の進捗を16マスのマトリクスで評価し、現状と目標のギャップを明確化。
📊 4つの「みえる化」レベル
SMKLは以下の4段階でIoT化の成熟度を評価します:
レベル | 名称 | 内容 |
---|---|---|
a | データ収集(Collecting) | 自動または簡易操作で必要なデータを電子的に収集・蓄積。 |
b | 見える化(Visualizing) | データを表やグラフで自動表示。 |
c | 観える化(Analyzing) | AIや分析ツールを活用して目標との差異を分析し、自動通知。 |
d | 診える化(Optimizing) | AIなどを活用し差異に対する改善処置を生産システムや設備、人へ自動フィードバック。 |
🚀 活用のメリット
- ROI(投資収益率)を考慮した改善計画が立てられる。
- 中小企業でも導入しやすいように、簡易診断ツールやホワイトペーパーも提供。
- 国際標準化(ISO/IEC)への提案も進行中。
🔗 詳しく知りたい方へ
スマート製造に興味があるなら、SMKLはまさに「今どこにいて、どこへ向かうか」を可視化するコンパスのような存在です。導入を検討している企業や技術者にとって、非常に有益なツールですよ。興味があれば、簡易診断ツールも試してみますか?